8/13 相場観察~NYオープン トレンド終端における発見

相場観察

USD/JPY

おはようございます。東京時間前に仕込んだロングポジションは損切りになってしまいました。

相場の動きは読めないので仕方ありませんが、今週は勝率が異様に低いので週末に再評価する必要がありそうです。

さて引き続き買い目線です。+2σに到達後はトレンド崩壊するシナリオと延長3波を形成して伸びていくシナリオが想定できます。

EUR/USD

直近の下落までがトレンドがはじけた後のボラティリティ拡大期と考え、今回初回の上昇波動と考えます。すると、すでに+2σにタッチしているので一旦下落波動に転じる可能性があります。優位性は見出せません。

ところでトレンド終端に関する気づきがありました。これまでトレンド崩壊の比較的早期にに2点底や2点天井が出現することがありましたが、波動を形成せずに小さなトレンドになって崩壊してしまう印象でした。しかしどうやら、トレンド終端ではまだ2点底や2点天井が機能することがあり、そこから徐々にこれらの幅が小さくなって、最終的に機能しなくなるようでした。相場の秩序はトレンド終端から徐々に崩壊していき、ボラティリティが極に達してただひたすら上下するようになるのです。

物理のエンタルピー(熱量)とエントロピー(乱雑さ)で考えるとシンプルかもしれません。エンタルピーとエントロピーの総和は常に一定と考えます。トレンドが極に達すると(エンタルピーが最高、エントロピーは最低)、徐々にエンタルピーがエントロピーに徐々に置き換わり、最終的にエンタルピーが最低、エントロピーが最高の状態(完全に乱雑な相場)になります。そこから再度徐々に乱雑さが減少し熱量が増加して新しいトレンドを形成します。

なのでトレンドが崩壊したときは、崩壊していく秩序の中で、今どのフェーズにいるのか認識することが大切です。

なお、値動きが静まった後はまず水面に小石を投げ入れるように、まずどちらかに傾きます。これはイノベーターによるのろしであることが多いと思います。

追記:エンタルピーとエントロピーについて勉強してみましたが、状態エネルギーとは違った概念で非常に難解です。模式的に考える方法はいくつかありますが、それらの関係は複雑なのでそれぞれの軸で考える方が良さそうです。

トレンド終端はボラティリティが低い状態、その後拡大、縮小をへて拡大、さらにトレンド出現前に縮小という二峰性を想定しています。しかし、エネルギーが溜まってトレンドが発生し、放出しながら進み、トレンド終端はボラティリティが究極に縮小してエネルギーが溜まりはじけると考えていましたが、この二峰性は正しいでしょうか。

いやもっとシンプルにエネルギーが蓄積し、放出する際にトレンドが発生すると考えるべきです。またトレンドが発生時にはボリンジャーバンドが拡大するので、ボラティリティが高い状態を維持すると考えるべきです。

相場の要素は以下の3つで定義できます。エネルギー、推進力、乱雑さです。

エネルギーのピークはトレンド発生直前、ボトムはトレンド終端から静寂の前までです。推進力はトレンド発生中がピークで、ボトムはこれも静寂時です。乱雑さのピークは静寂時であり、ボトムはトレンド発生中です。

静寂の中では狭い範囲を細かく上下し、その後サポレジが機能し始め値動きに推進力が出てきます。エネルギーをためながら徐々にそれが増大し、乱雑さが低下し推進力が一方向に偏るとトレンド発生に至ります。エネルギーを放出しながら一方向に動き、終端に達すると推進力が低下しながら乱雑さが拡大します。

推進力が弱まると乱雑さが増します。つまり乱雑さと推進力は反比例するので、一つの項にまとめられそうです。

エネルギーのボトムは静寂の前の、推進力が低下を始める点にあり、ピークはトレンド発生の直前にあります。つまりエネルギーと推進力の位相は、ずれています。エネルギーは目に見えないので、推進力の周期のみに着目しても多くの値動きを説明できそうです。

SP500

コロナ前の高値をレジスタンスとし、トレンド崩壊後ボラティリティが拡大せずに強い上昇をしています。上方向にはじけ、レジスタンスを一旦突破する可能性が高いと考えます。

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