先週の振り返り

相場観察

USD/JPY

大統領選挙は、トランプ氏が訴訟の準備をしてはいますが、ひとまずバイデン氏の勝利で終了しました。今週は、大統領選挙前後に見事に翻弄されて、ほとんどのトレードが損切りとなり、利益を吐き出してしまいました。仮想通貨のシステムトレードに熱中していたため、相場に真剣に向き合えていなかったことが潜在意識に入ってしまい、判断を狂わせた可能性があります。あくまでトレードの目的は真理を見出していくことであり、学ぶことよりも稼ぐことにフォーカスするシステムトレードは控えるようにしました。また、スキャルピングについては、出来高と、板のダイナミックな動きを学ぶ良い機会になるため、継続はしようと思いますが、基本週末のみにし、平日はFXのスイングトレードに集中していきます。

下落トレンドが崩れていたので、上髭をみて逆張りの売りを入れましたが、上髭につかまって損切りとなりました。トレンド崩壊直後は推進力がある程度保たれるので、上髭やスラストダウンを確認してからショートするべきでした。その後大統領選挙による一方的なトレンド発生の可能性を疑い、ロングしましたが、損切り。このあたりは大衆のリスクオフの空気感に少し飲まれていたかもしれません。やはりチョッピ―な展開であると考えを改め、急騰したところでショートしましたが、これは時期尚早であり大きく跳ね上げられて損切りとなりました。ボラティリティが高いのでポジションを小さくしていたために傷を少し小さくすることはできました。もっとわかりやすく上昇するのを待ってからショートするべきでした。その後待っていたところ急落があり、逆張りのロングをしましたが、系外からの大量の売りが入り急落して損切りとなりました。その後は、逆張りの買いを試みましたが、そのまま引きずられて損切り。有事の時は通常の相場観察が通用しないことがあり、その時は素直にあきらめて休む必要がありそうです。その後は下落トレンド発生と考え、これは想定された程度を越えてどこまでも進むと考えショートしましたが、上髭につかまって損切りとなりました。

難しい値動きで結果としては全敗してしまいました。大統領選挙のせいだと見てみぬふりをすることもできますが、これを機に相場の潮目が変わった可能性もあり、常に損切りから相場の見方をアップデートしながら、真剣に相場に向き合っていきたいと考えています。

EUR/USD

無理やり下げるような形で週が始まり、インサイドして底打ち感があったため逆張りのロングをし大きく利益確定しました。ここで下落トレンドは終了したため、ショートエントリーしましたが、踏み上げられて損切りとなりました。振り返ってみると、トレンド崩壊直後は推進力がまだ残存しているので、逆張りをするのであれば、上髭やスラストダウンなど天井のシグナルを確認してからショートするべきでした。その後、大統領選挙で一方的にトレンドが発生することを疑い、買い目線に切り替えてロングしてしまいましたが損切り。振り返ってみるとこの見方は大衆のそれと変わらず、負けトレーダーの発想になってしまっていました。その後、チョッピ―な値動きになったため、急騰の早めのタイミングでショート。これは一時思惑の方向に下落しましたが、3度目のひげであったため、大衆のポジションがたまり、上方への展開を始め損切りとなりました。すぐには上昇トレンドは発生しないだろうと考え、ショートしましたが、系外からのエネルギーが大量に流入し損切りとなりました。ショート自体は悪くなかったと思いますが、もう少し天井形成を待ってからショートしても良かったです(結果は同じでしたが)。

今週から、大統領選挙だからという浮ついた気持ちは捨てて、今まで通り淡々と相場を観察し、損切りを通じて誤りを相場に教えてもらいながらトレードしていきたいと思います。お疲れさまでした。

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